今朝の朝日新聞経済欄に興味深い記事が掲載されています。
 
 「学習塾 少子化に挑む」というリードです。塾経営者の端くれの私も眠い目をこすりながら、コーヒーを片手に食い入るようにその記事を読んでみました。
 
 この記事から、①大手はもう既に5年先位を読んで行動し始めていること。②デジタル技術の理解を進めることで塾のビジネスチャンスは広がることが分かりました。
 
 ①について、記事には5年先とは書いてありませんが、私が深読みをしてこの様に解釈しております。現在の指導要綱はあと5年くらいで見直しの時期を迎えます。時の政権がどの様な方針をとるかで大きく左右される案件ですので敢えて5年としました。
 
 大手SAPIXまでもが学童保育に参入する背景にはやはり少子化の影響があるのでしょう。2003年度には9700億円の市場規模を誇った学習塾・予備校市場も2011年度市場規模予測値では8990億円と、実に7.8%の減となっています。
 
 私の経営する小さな塾でも、長引く景気の低迷と少子化が相まって運営は楽ではありません。然し、愚痴をこぼしても始まらないのです。
 
 高校入試に特化していたものを中学入試にも振り分ける。これまで対象を4年生からとしていたものを更に低学年まで引き下げるといった、市場規模の自主拡大がそれにあたると思います。
 
 学童保育と学習塾では狙うところが少し違うのではないかなと思いますが、さすが一大消費地の東京都下であれば可能なことも理解しました。この点は一考に値するでしょう。
 
 ②について。私の塾もデジタルに詳しい講師の先生に恵まれ、この春やっとHPを立ち上げました。HPをご覧いただいてのお問い合わせもあり、更にこのブログをリンクしていただけたので、日々思う事を綴り、情報発信することもできるようになりました。
 
 今年度は通塾しなくても、ウエブカメラとマイク・ヘッドホンで塾の授業ができるように先ずは試験運用をしてみたいと思います。
 
 記事には群馬県の塾の先生がFacebookで佐賀県の塾の先生と知り合いになり、ネット授業をお願いしたという例も紹介されています。
 
 最後に、学習塾は全国に5万2千件あると言われており、従業員10名未満の事業所が8割を占めている(総務省調査)とのことです。
 
 お隣の塾とは相性が悪い。(当然ですよね、商売敵ですから)でもこうして私のブログをご覧になっている日本各地の塾の先生や地元の方々、そして私の塾関係者のみなさんとは色々なご意見を頂けるのですから、そこから何かを生み出すことによって「学習塾の未来」をこれまで以上にポジティブに考えてゆきたいと思います。
 
 私は大衆迎合した塾に成り下がる気は毛頭ありません。然し、時代に即した「授業改革」は日々研究することによって進化(深化)させています。
 
 生徒の目がぱっと明るくなるその嬉しさ。初めて塾を開業し、最初に塾生になってくれた生徒の前で意気軒昂に授業を行った時を思い出してください。最初はどんな生徒でも受け入れ、面倒を見ると言った気持ちが萎えていませんか。
 
 「昔の生徒は良かった。」などと言っては今の生徒さんに失礼です。兎に角、我々は日本の、いや世界を引っ張るリーダーを輩出する崇高なミッションを行っていることに気づいていただければ最高に幸せです。

Post Author: toumon

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