お恥ずかしい話ですが、私の塾は2度の経営危機に見舞われた経験があります。一度目は大学在学中の創世記。何から手を付けたら良いのか分からず、料金を支払う事も出来ず、電話も止められてしまう始末。
 
 経営の何たるかを知るため、松下幸之助の「実践経営哲学」を貪る様に読みました。たった二十二項目でありましたが、内容はシンプルで、駆け出しの私はバイブルの様に肌身離さず持ち歩き、暇があれば(暇だった)暗唱ばかりしていました。そんなことをしているうちに、最後は擦り切れてばらばらになってしまいました。
 
 二度目は、十五年ぐらい前の他地域からの学習塾エリア争いでした。もがけばもがくほど蟻地獄にはまる。この時ばかりは廃業しようかと本気で思いました。
 
 目覚めさせてくれたのは、私の経営の先生である市内で工場を営む女性社長でした。彼女の一喝が無かったら今の私は無かったでしょう。
 
 もう一人。私の塾の師匠である筑西の故百目鬼晋氏です。私は氏のアドバイスを頂き、良いところを盗ませていただきました。師匠のいない新学期を迎え、師匠だったらこんな時どうするか。自問自答の毎日です。
 
 それでは、それを乗り越えて今の経営は安定してるのですかと聞かれそうですが、安定していると言えば安定していると言えるし、不安定と言えば不安定かも知れないと答えるにとどめます。
 
 「足るを知る」という言葉があります。何が幸せかは人それぞれです。私は人のマーケットに手を突っ込むことが好きではありません。自分は自分。他人がどうであれ、私は私の信じる道を進めればそれで幸せです。
 
 不器用な人間かも知れませんが、これまで四十五年間そうして生きてきましたし、今路線変更すればストレスで寿命を縮めてしまいかねません。
 
 さて、市内の塾も生き残りをかけて熾烈な戦が行われていますが、「二番煎じ」は通用しないことは私の二十四年間の経験が証明していますので、常に新しい「何か」を今日も考えてみたいと思います。
 
 まずは自分を磨くこと。ここから始めれば迷いはなくなります。
 
 

Post Author: toumon

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